産業看護職部会は、日本産業精神保健学会の5つの職能別部会の1つとして活
動しています。本部会の世話人・メンバーは企業・団体等の実践の場で働く保
健師・看護師と、その育成に係る教育・研究活動を行っている看護系大学の教
員などで構成されています。
働く人々のこころの健康は、様々な職場環境・社会環境によって、活き活きと
働き甲斐を持って働けるポジティブな状況から、過重なストレスからくる精神
不調まで、大きく揺れ動きます。産業看護職は、働く人と職場に最も身近な保
健医療専門職として人々に寄り添い、職場の心理社会的環境や企業の経営方針
にも目配りをしながら、個人と職場の健康の保持増進を支援します。経営者や
担当者、産業医や心理職、各医療機関の専門医などの多職種・多機関との連
携・協力体制の強化に向けて、コーディネーション機能を発揮するのも産業看
護職の特徴です。
本部会では、このような産業看護職の専門性を知っていただく機会として、ま
た、産業看護職自身のスキルアップの機会として、学術総会時のシンポジウム
や、研修セミナー、部会集会などを定期的に開催しています。
2019~2020年度は全世界がコロナ禍に見舞われ、職場も大きな影響を受け、
様々な意味での「働き方改革」が進みました。 ICT化の加速は言うまでもあり
ません。本部会では、 2021年度以降の新しい社会・職場で働く人々とその家族
の健康・安全・幸せの確保に、私たちが少しでも貢献できる未来を目指し、部
会ホームページを通じた産業看護職ならではの視点からの発信を強化していき
たいと考えております。
是非、多くの皆様にご覧いただけましたら、誠に幸いです。私ども部会活動の
趣旨にご賛同いただける方々のご参画や、様々なご意見など、心よりお待ち申
し上げます。


2021年4月  
日本産業精神保健学会 産業看護職部会 部会長
錦戸典子